まさに日本の伝統工芸

日本で伝統的に用いられている畳は一見するとシンプルですが、実は複雑な工芸品のような構成をしています。その中でも畳の重要なパーツとして欠かせないのが畳表と畳縁の2つです。使われている畳の材料に違いはありますが、どのような場合でもこの2つのパーツが必要であることは共通しています。

畳2枚

畳表はその名の通り畳の表面となるパーツなので、部屋の雰囲気に大きな影響を与えることが多いです。質の良いものは日本人に内面の安らぎを与えられると考えられています。茶室や書斎をイメージすると分かりやすいですが、い草から生まれる安心感は日本の落ち着いた風情を引き立てる役割が大きいです。さまざまな種類のものが増えており、外国人に好まれるような発色性において優れているものも人気です。色彩が豊富に感じられるので、和風でありながらモダンな建物に似つかわしいと感じるでしょう。使用しているうちに色合いが変わってきますが、多くの場合は味わいが出てきたと好意的に解釈されています。手織りで制作する場合は、仕上げまでに数日かかることも日常茶飯事です。それだけ熟練の技が必要であり、まさに日本の伝統工芸といっても過言ではありません。

仏壇と畳

それに対して、畳縁には畳表ほどの存在感はありません。しかし畳表を引き立てるための重要なアクセントであり、デザイン性に関わるとても重要なパーツといえます。部屋に個性を持たせたいのであれば、畳縁までしっかり考慮することが欠かせません。良質な材料としては綿や麻などがあり、柄の種類も非常に多いのでオリジナリティを追求したいのであれば徹底的にこだわることも可能です。現代においても次々と新しいデザインのものが生み出されています。そのため単なる引き立て役として終わらずに、アクセント以上の存在感を見せるケースも多くなりました。たとえば畳を交換するときも畳表のデザインは変更しないで、畳縁だけを気分に合わせて新しいものに変えることもあります。