福山のイグサ畳表、倉敷の畳縁

平成30年7月降雨災害で被災地の中に畳の材料である畳表に必要なイグサの生産地の広島県福山市、畳縁の生産地の岡山県倉敷市があります。

毎年、広島県の地方のテレビ局ではイグサの収穫期の初旬に地元の子供たちが収穫体験をする姿が放映されています。
ですが今年は、収穫期の時期に甚大な災害である豪雨災害にあいました。

いぐさ

それまでに丹精込めて育ててきたイグサの収穫は間に合ったのか?また天日干しなどをしていたものに被害がなかったのか心配になってしまいます。
イグサに留まりませんがこの度の災害で様々な収穫直前の農作物被害、これから作物を植えようと整えた畑の浸水や土砂の流れ込みなどがあります。

今まで何気なく過ごしてきた日常が一変し、簡単に手に入れる事が出来たものの入手が難しくなっているものもあります。
今、土砂をかき出し今まであった日常に戻そうと懸命に働いている人たちがいます。
そんな人達が少しでも力になれるものを探していたら、ある日テレビで岡山県倉敷市の名産である畳縁を使用したサンダルを販売しその売上を被災地に寄付するというニュースを見ました。

花ござ

その時に思い出したのが、福山市は確かイグサの生産地である事。

広島県福山市と岡山県倉敷市は同じ備後地方であり昔からの物流の流れがあったのであれば、福山のイグサで畳表を作り倉敷の畳縁で畳を作るようにしてたのではないかと思いました。

イ草畑

浅い考えなのかもしれませんが、義援金や支援金だけではなく、被災地の名産物や生産物を購入することで原材料を生産する農業、原材料を加工する加工会社、原材料を元に製品を作る上げお店に出すことで地元の商店。その商品を目当てるくる観光客相手の様々なお店等。
そしてその売上が被災した自治体に税金として支払われる事で被災地の人たちの生活を底から持ち直す事が出来るのでないでしょうか。
災害が起きたから不謹慎なと縮こまらず、毎日を過ごしもしテレビやネットなどで被災地で作られたものか「良いな」とものがあったらこれを購入して大切に使ったり、ありがたく頂くことも被災地復興の手助けになるのではないかと思いました。