畳表や畳縁で構成されている畳の材料

畳表の材料は天然のイグサまた樹脂や和紙など、畳床の材料は空気をたくさん吸収するクッション性が高いワラや木のチップと他の材料を組み合わせたものです。イグサには種類がありますし、織り方もいくつかありますから、それぞれのメリットを踏まえてください。例えば吸湿性が高いものもありますし、空気を浄化するものもあります。在来種のイグサを有機的に栽培する農家もあるのですが、その畳は格別です。

中国の工場

この他、ポリプロピレンによる加工を施したイグサを独特に織りあげたものもありますし、新しい素材に様々な機能を持たせたものも登場しました。もちろん高い保温性、断熱性があるものもありますし、カビやダニが生じにくいものもあります。それを部屋に敷けば快適に過ごすことができるでしょう。

おしゃれな畳

イグサ科の植物は温帯でも寒帯でも育ち、日本には2属30種、世界全体では8属400種も自生しています。その特徴として茎が細長くて葉っぱがありません。また、1.6メートルほどに大きくなります。

多年草のイグサ科の植物は、茎の一部や地下茎、根っこが枯れず毎年しっかり茎を伸ばしてくれるでしょう。栽培時期は8月の苗床から質が高いものを株分けして12月に植え、翌年7月に刈って天然の染土に漬けた後に乾燥させるのですが、その作業によって色つやがとても良くなりますし、あせたり変色したりしにくくなり、さらに香り高くもなります。畳表にはイグサの丸い茎の先と真ん中の部分が使われます。

イ草の長さ

1枚の畳の畳表は4.000本~7.000本のイグサを材料にして作られます。畳の材料のイグサは本当に優れたものです。

デザイン性を高める畳縁に関しては、色々な柄やカラーがあってその種類は数万種類です。色鮮やかな畳を好む人も増えました。好みの畳縁を選べばあなたらしさをアピールすることができます。神社やお寺の人は伝統的な高級素材による紋縁と呼ばれる畳縁などを選んでください。場合によって縁がない琉球畳の方が良いこともあります。

畳のイラスト