畳はある程度の年数が経過すると、色が褪せたりささくれてきたりと劣化してしまうものです

畳はある程度の年数が経過すると、色が褪せたりささくれてきたりと劣化してしまうものです。ひどいものになると、へこんでグニャグニャとしてしまい、そうなった時は何らかの処置をしなければならないでしょう。

買い替える他に、畳は畳表を張り替えることで綺麗にすることが可能です。新品を買うにしても畳表を張り替えるにしても、どのような種類があるのを知っておくことで、自分に合ったものを選ぶことができるでしょう。

まず畳の材料ですが、畳は3つの部分からできており1つは畳床といって土台となる部分です。これは古くから稲わらを束ねて作られていきましたが、近年は様々な資材が使われるようになりました。

そして2つめは畳表で、これは一般的にゴザとも呼ばれ、い草で作られることが多いです。新しい畳は良い香りがするといわれますがそれは天然い草の香りです。

 

最近ではい草だけでなく、和紙など別の素材の畳表も使われるようになりました。い草は国産のもののほか、中国産も使われることがありますが、やはり国産の方が耐久性があり安心して使えるようです。

ただ、予算の関係で安くしたいのなら中国産を選んでも良いでしょう。耐久性以外では、見た目は国産とそれほど差がないようですが、中国産ということで農薬の使用がちょっと心配な点です。

国産では、熊本産が生産量トップで他に広島や福岡、岡山などでも栽培されています。品質の高いい草ほど、年数が経過するほど光沢を増し美しい黄金色になるといわれています。

最後の3つめは畳縁ですが、お好みの柄を選ぶことができ個性を出すことができる他にも、畳の角を補強する役目があります。お店によっては驚くほど種類が多く迷ってしまうほどで、表替えをする際は自分好みのものを選び畳縁をつけてもらうことができます。

 

 

畳縁 桜柄畳を新しくする際は、後で後悔しないように素材を吟味して自分の家に合ったものを選ぶようにしましょう。新しい畳や表替えをした畳は綺麗なだけでなく、良い香りがして気分もリフレッシュできるでしょう。