和室といえば、なくてはならない畳

畳の材料といえば、古くからい草を使うことで有名です。い草は畳表に使われて独特の匂いと美しい緑そして柔軟な感触を得ることができます。天然素材のい草は、その産地の殆どが熊本県八代市産でシェアの85%を占めています。次いで福岡が10%で、量は少ないですが高級畳表の琉球表として使われるのは大分県の七島い草です。

刈り取り

い草出できた畳表は素晴らしいものですが、陽に当たると日焼けしてしまいますし、経年劣化でも色落ちがしてしまいます。そこで丈夫で色が長持ちする和紙畳表というのもあります。和紙畳表ではダニなどの発生を防ぐことができますし、予後が付着しにくく水洗いもできるというメリットがあります。ただ匂いはないので、和室らしさは失われてしまうし傷まないわけではないのですべてが完璧とはいえません。

N邸畳1

畳縁については、本当にいろいろな素材があります。天然素材であれば、綿や麻などがよく使われます。綿は熱に強いけれども色褪せがしやすいのが難点で、麻は固い触り心地ですが劣化しやすいのであまり人が動き回るようなところではなく、茶室など静かで高級感を求めるところで使うのが最適です。

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天然素材よりも丈夫な畳縁の素材にはポリエステルやポリプロピレンなどの化学繊維が使われます。丈夫で安いのですが、熱や火に弱いので茶室など日を取り扱うところには向いていません

畳縁の場合には、織り方や紋様、金糸や銀糸を使っているのかといったことで高級なのか、そうではないのかが違ってきます。場所によってふさわしい畳縁を選ばなければいけません。格式を重んじるような場であれば、天然素材を使った貴重な畳にするべきですし、ペットを飼っているのであれば傷つくことを前提として耐久性に優れた安い畳にしておくほうが良いです。